2021年 10月の過去ログ

2021-10-08

かたくら通信・ひる御膳セット

成金






昨日の天ぷら屋での出来事をもう少し詳しく書いて置く。
30分ほど待って案内された席はカウンターだった。
並びにはすでに先客が2組坐っていた。
いずれも夫婦連れでおとなりの席の夫婦は私たちが頼もうとしていた「お昼御膳」というリーズナブルなセットを慎ましやかに食していた。
もう一組は派手な緑色のロゴ入りのカーデガンを羽織った70歳ぐらいの夫と年には不釣り合いな濃い化粧をした妻・・・もしかしたら水商売に関係したことがあるような雰囲気。
こちらはすべてセットではなくお好みで揚げてもらっていた。
カウンターの上にはすでにビール瓶が並び徳利もあった。
この夫婦以前見かけたことがあったような・・・記憶の糸を手繰り寄せると、1年ほど前にやはりこの店のカウンターで相席した。
その折には食事の途中にポチ袋を出して店の全員に配っていた。
心付けなどはもっとひそやかに渡すもので・・・野暮の極み、成金趣味と思った。

今回はすでに出来上がっているようで、おそらくビール瓶の数からすると11時頃から飲み食いし始めていたに違いない。
店の外には10人ぐらい並んで順番を待っている。
そんなことはお構いなしで平日のお昼前から夫婦で飲みかつ食い始めている。
と、突然妻の方が「今年はまだマツタケはないの」と言った。
「今年は不作のようでまだ仕入れていないのです。ともかくお高いので・・・」
「いくらでもいいわ、仕入れて頂戴」
「分かりました、来店される日を言っていただければ仕入れておきます」
「自分で持ち込みした場合は揚げてもらえる・・・」
「もちろんです」それで会話は終わったが店の大将の顔には困惑のような雰囲気があった。
マツタケの天ぷらなどへその緒切って以来食したことはない。
以前、京都に住む人から送ってもらったことはあるが、まずはマツタケご飯、残りは吸い物にしたことがあったっけ・・・
母が以前マツタケのフライが美味しいと言っていたことがあったがそんな贅沢はしようとも思わなかった・・・ましてやマツタケの天ぷらなど思いもつかなかった。
店を出てからタカコサンとその夫婦の印象を話した所、
「マンションの一つも持っていればあのくらいのことは出来るかもしれないわね」
辛辣な言いかただった。
おそらく、町田のどこかで土地を持っていてそれが売れたのかマンションでも建てたのか。

コツコツと40年近くも働いて今の生活があり「ひる御膳」セットが美味しいと思う我等とは無縁の人なのだ。


yodaさんの投稿 - 09:39:55 - - トラックバック()