2021年 9月の過去ログ
2021-09-25
八ヶ岳南麓だより・高原の秋
爽二ヶ月ぶりの山荘行きである。
今年の夏はいろいろ重なって来る事が出来なかったが、天気も落ち着いたので出かけてきた。
小淵沢まで特急に乗り到着が11時50分だった。
すぐにタクシーで三分一湧水まで行き、ここで昼食をとった。
三分一湧水は八ヶ岳の伏流水が湧き出ているところで、公園として整備され、観光名所にもなっている。
そしてこの八ヶ岳の湧水で打つお蕎麦が目当てでこのところ大抵ここで昼食をとる。
今日は土曜日のせいか車が多く停まっていたが蕎麦屋は10分ほど待って名前をよばれた。
ディスタンスがちゃんと取られていて入店の際の消毒も守られている。
子ども連れが多かったけれど、ルールを守って食べていた。
ただ、犬連れが多く店の外ではワンワン・キャンキャンとうるさい。
私は鴨南そば、タカコサンは日替わり定食を頼んだ。
ここの蕎麦は土地のそば粉を使い手打ちである。
出汁もちゃんと取っていて東京の名店に引けを取らない
蕎麦屋の隣には物産館があり新鮮な野菜などが手に入る。
蕎麦屋から山荘までは歩いて10分ほどである。
八王子を出てくる時には小雨が降っていたが、八ヶ岳南麓は高く高く晴れ上がっていた。
荷物を背負って、夕食の食材を手に持って物産館を出ると空気が違っている。
「爽」という字がぴったりとする・・・胸いっぱい空気を吸い込んだ。
道々、コスモスの一群れがそこここにあり風に揺れている。
畑には蕎麦が植えられていて、花が終り実を付け始めている。
今回の山荘行きにはたくらみがあった。
久しぶりに「ほうとう」を作ることだった。
ただ、材料となる野菜類が全部は手に入らなかったけれどお目当ては庭先の「ジゴボウ」
この時期だけに生えるキノコでヌメヌメとしていて別名を鼻猪口(はないぐち)
ナメコの親玉のようなキノコで猪の鼻を連想させるのかもしれない・・・
これが良い出汁を出すのだ・・・今回はカボチャとジャガイモとしいたけだけで作る。
山荘について荷物を置いてすぐに探索・・・この何日か八ヶ岳南麓はお天気が続いたらしく得物はたくさんは見つからなかったが今夜の「ほうとう」には十分である。
この時期のもうひとつの楽しみは栗拾いであるが、今年はまだ新しいイガが落ちている気配が無かった。
もしかすると不作なのかそれともまだ時期が早いのか・・・