2022年 6月の過去ログ
2022-06-12
学びの窓・マスク生活
外せない子供たちきのうのMさんの話の続き。
今学校では子どもたちにマスクを取るようにと・・・指導が始まっているそうだ。
これから暑くなるにしたがってマスクを付けての体育の授業は熱中症の危険を伴い命にもかかわることになるやもしれぬと・・・
コロナで亡くなった児童はいないが熱中症で亡くなった児童はいると・・・
けれど子ども達にとっては今やマスクは生活の一部となってしまっているらしい。
特に3年生ぐらいまでは学校に入学した時からマスクを付けるように言われ習慣化してしまっているようだ。
順応性のある児童はすぐに外すことが出来ても多くの子どもたちにとって身についてしまった習慣を変えるのは難しい。
特に引きこもり傾向のある子にとっては自分の感情をマスクによって防護してきただけに、どうしても外すことが出来ないそうだ。
もう一つ、入学以来マスクを付けていた子どもたちは友達の顔をよく知らない現象も起こっているそうである。
また、喜怒哀楽を眼だけで判断してきただけにマスクを取って感情をあらわにしたりすると戸惑いもあるようだ。
「眼は口ほどにものをいい」ということわざもあるが、顔の大半が隠れていて、眼だけでその思いを判断するなどは至難である。
体育の時だけの問題でなく、マスクを取って日常生活を元のように戻すのには時間がかかりそうである。
自分自身のことで言えば、クリニックではパンデミックを一番恐れているので、一般社会がマスクなしの生活になっても当分の間はマスクを外すことはあるまい。
また、通院の折にバスに乗るが、このところマスクを外している人もいるのでなるべく近寄らないようにしている。
いつの間にかマスク警察官になってしまって口にこそ出さないが非難の目を向けてしまう。
世の中が元のように戻るにはまだまだ数年はかかりそうである。