2022年 6月の過去ログ

2022-06-13

季節だより風だより。枇杷の実

食物連鎖








スーパーの店先の果物の様相がすっかり変わってしまった。
さしものイチゴもほとんど片隅に追いやられ、今の主流は輸入の果物である。
特等席に山のように積んであるのはキウイ。
お高い所ではマンゴーも特等席にならべてある。
スイカも出回り始めて、丸ごとよりも切ったスイカをパックで売っている。
リンゴとバナナは一年中不動で、場所が決まっているようだ。
リンゴは冷凍技術が進んで一年中食べられるように出荷されているのだろう。
バナナはピンからキリまであって一番安いのは5房で100円を切っている。
高いものは一本100円はする。
それにしても、我々世代にはバナナは特別な果物で遠足の時に持っていく定番だった。

総じて、果物全体が季節感がなくなって、先に述べたようにリンゴは一年中出回る、
ミカンなどもすでにこの時期に温室ミカンなるものを売っている。
イチゴも柑橘類も何かしら店先に並べてある。
そんな中で季節感を呼ぶのは桜桃であるが、これもアメリカンチェリーなるものが輸入されて随分早い時期から店頭に並んでいる。
もう一つ、今の時期だけの果物があった。
枇杷である・・・関東地区で有名なのは房総のびわで、全国的には長崎の茂木枇杷。
片隅に置いてあったが、これがお高い・・・ちょっと手が出なかった。
結局買ったのは輸入もののオレンジだった。

家に帰ると、タカコサンが
「岐阜から枇杷を送ってきたわよ」と言った。
岐阜の名産は柿のはずなのに・・・枇杷は聞いたことがない。
ピンポン玉ぐらいの可愛らしい実が箱に並べてあった。
どうやら庭先で獲れたものらしい。

実は今から20年ほど前に勤めていた学校の同僚が、処々の事情で国に帰り農業を始めた・・・熊本県の天草である。
そこで先祖からの枇杷農家を受け継いだのだ。
そこで、営農が成功するように協力して枇杷を買ってあげて、岐阜に住む息子の所に送ってやった記憶があった。
息子の家では食した枇杷の種を庭先に埋めたところそれが根づいて20年経って実をつけるようになったのであろう。

食物連鎖のサンプルみたいな話である。







yodaさんの投稿 - 09:42:49 - - トラックバック()