2022年 6月の過去ログ
2022-06-09
かたくら通信・足温
裁断梅雨寒とでもいうのだろうか、暦の上ではすでに夏には入ったはずなのにともかく寒い。
透析に行く時にもサマーセーターを着てその上にまだ何か羽織っている。
クリニック内は空調をしているが時間がたつにつれて足の先から冷たくなっていく。
そこでどうしても必要なのは足を暖めるものである。
家では湯たんぽがあるがまさかクリニックには持ち込めない。
そこで考え出したのがホカロンを使うことである。
貼るホカロンを2枚用意してそれを並べてハンカチに貼り、つつんで厚手のタオルの袋に入れる。
その袋はタカコサンが作ったもので、ちょうどいいあんばいの大きさである。
ホカロンの注意書きには低温やけどにならないために布団の中での使用は禁止となっているが、このようにくるむと丁度良い暖かさとなる。
持ち運びにも問題はないし、透析が終わって家に持ち帰り布団の中に入れておくと明朝まで暖かい。
ところが、この袋が見当たらなくなってしまった・・・だらしないイツオさんが持ちかえってどこかに置きっぱなしにしてしまったようだ。
大捜査網を張って探したけれど見つからず、クリニックに忘れてなかったかどうか聞いてもその手のモノはなかったという返事。
そこで、優しいタカコサンが嫌味も言わず黙って新しいものを作り始めた。
ちょうどタオルを裁断して縫おうとしたその時・・・書庫に積み上げてあった本の間にくだんの袋があることをイツオさんが発見。
余りのタイミングに言葉も出なかったけれど、そこは正直に「あった」と言った。
タカコサンは折角裁断したので、作業は続行して、新しい袋が出来上がった。
元のモノと色違いで、それを家用にするかそれとも一日交替で持っていくか、ともかくせっかく作ってくれたのだから使わなくては・・・・
思案中のイツオさんである・・・悩むほどのことではないか!