2022年 7月の過去ログ

2022-07-06

甲州噺・甲州弁

オザラの分布







昨日は「おざら」について書いたが、私としては切石限定の方言だと思っていたのだが、甲州内で結構つかわれていることが分かった。
この麺のことを甲州では4つに分類しているようだ。
まずは我が故郷の切石周辺では「おざら」と言い、峡西と呼ばれる西の地域では「おだら」と言い、峡東と呼ばれる東の地区では「おめんるい」というそうだ。
その他の地域では特に口承はなく甲府などでは「ひやむぎ」という。
甲州は周囲を山に囲まれた閉鎖された社会のように思われがちであるがそこで話される言葉は多彩である。

ただ、甲州人が東京にでて江戸の言葉になじむのは半年もあればなれるようだが基本の所のイントネーションですぐにバレバレとなる。
また、甲州人はザ行とダ行の区別がつきにくい。
雑巾〈ゾウキン〉のことをドウキンと言ってしまう。
昔、バスに車掌が乘っていたころ「おつぎで降りる方ドウド」と言って興ざめしたものだ。
甲府に初めて象がやってきたとき「ドウ」と言っていた。
もう一つ面白いのは「出る」と「出来る」の区別がつかない。
例えば「月ができた」「だんごが出た」と反対に言ってしまう。

代表的な甲州弁として。「はんで めためた ごっちょで ごいす」という言葉があるが甲州人にとっては意味は分かるのだが標準語にはなかなか表しきれない。
「いつも、何度も何度も ご苦労さまで ございます」という意味になるのだが、なんとなく足りないようなものがある。

甲州弁を学ぶテキストとして「キャン・ユー・スピーク甲州弁」(五緒川津平太・樹上の家出版)という本がある。
これが実に面白く為になるのだ・・・・









yodaさんの投稿 - 09:55:08 - - トラックバック()