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2022-05-16

旅だより・松本

松本民芸館








市内から車で10分ほどのところにある。
中心部からは西側に位置し、街の喧騒を離れた田園のなかで、静かな佇まいであった。
車を止めて民芸館の玄関までたどる道がいい。雑木林の木立の中をくぐっていくような感じである。
建物は重厚な構えでナマコ塀が使ってあった。
その壁を見ただけで何か時代がタイムススリプしていくようであった。
身延町切石のわが家の文庫蔵もこれと同じしつらえであった。

玄関に入ると重厚に磨かれた床や柱、スリッパで上がると、正面が受付で大人300円。
この民芸館のコレクションは丸山太郎という人が収集した民芸品を展示するため1962年独力で創館したのだそうだ。
彼のコレクションは6700点にも及び、9つの展示室には名もなき職人の手仕事作品が並びなんとも懐かしい思いがする。
9つの展示室には家具調度品、皿、壺、地域の生活用品がならんでいる。
特に、焼き物は日本全国のモノがあり大壺などは圧巻である。

これらの収蔵品のすべては1983年に松本市に寄贈され、現在は市立博物館の分館として運営されているようだ。
収蔵品の中には沖縄の民芸品も多々あった。
折も折、5月15日は沖縄が本土に返還された日である。
出来れば収蔵品の中から、沖縄関係の民芸品を集めて企画展でも・・・お上に移管されるとそういうことはなかなか難しいのかもしれない。
民芸館を出てナマコ塀の前においてあるベンチに腰かけて信濃の優しい風を身にうけて、しばし時を忘れた。

松本の町は湧水の町で、至る所に井戸や有名な湧水がある。
アルプスの伏流水が出ているそうで、水質は軟水だそうだ。
今度来た時には名水巡りも楽しいかもしれない。

今回の旅の最後は開運堂というお菓子屋さんに連れて行ってもらった。
タカコサンはお茶用のお菓子をたくさん買い込んでいた。
私も負けじと銘菓と呼ばれるものを何種か買った。



yodaさんの投稿 - 11:27:33 - - トラックバック()

2022-05-15

旅だより・信州松本

洋食屋







土曜日予定通りに信州松本まで行ってきた。
八ヶ岳の山の家に行くたびにもう少し足を延ばせば松本まで行けると常々思っていた。
今回はその足を延ばすことを実行してみた。

いつも通り八王子発10時31分の特急あずさに乗った。
連休の後のせいか座席には余裕があるようだった。
小淵沢までは約1時間半であるが、松本まではそれに30分足すだけで着いてしまう。
松本駅の改札には30年前に南平小学校で担任したSさんが迎えに来てくれていた。
彼女は松本が好きで大学は信州大学を選び4年間住み暮らしていたという。
卒業してから東京に戻ってきたがまた信州で暮らし始め今は長野市でライターの仕事をしている。
今回の松本行きを知らせたところ、長野から松本まで来て案内をかって出てくれた。

滞在時間は3時間なので食事とワンポイントの見学だけにした。
まずは食事・・・彼女が学生の頃アルバイトしていたというレストランへ・・・
昔からの雰囲気を残す、レストランというよりも洋食屋という雰囲気。
ちょうど、1時前に着いたが人気店であるらしく、客が数組待っていて、30分待ちと言われた。
タカコサンが携帯の番号を登録して、席が空いたら知らせてくれることになった。
その間に近くをながれる女鳥羽川沿いの縄手通りを歩いた。
なんとなく昔の風情を残す町並みでここを歩いただけで松本に来たという実感があった。

ほどなく携帯に連絡が入り店内にはいることが出来た。
メニューは店の雰囲気にぴったりのラインナップでこのところはまっているビーフカツレツがあったのがうれしい。
Sさんは昔のバイトの頃に賄いで出たというハヤシライスを懐かしそうに食べていた。
私とタカコサンはもちろんビーフカツレツ。
ソースが普通のウスター味だったのがちょっと残念・・・デミグラスソースが合うのではないかと思った。
それでも何でも3人とも満足して、次なる目的地に向かった。
普通、松本というと松本城となるが、天守閣に登る階段を思うと80歳越えでは膝が心配なので敬遠した。

私の民芸好きを知っていて松本民芸館を案内してくれた。




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2022-05-14

八ヶ岳南麓だより・松本

美食旅行








今日はいつもの特急で小淵沢で降りずに、松本まで行ってみようということになった。
あいにくの雨だがおそらく昼までには上がる予報である。
実は松本はあこがれの地で、一度ゆっくり行ってみたいと思っていた。
特に高校時代に「競歩遠足」というものがあり、一昼夜かけて甲府から松本まで120キロの距離を歩いて行くのだ。
しかし、私は意志が弱く、軟弱で岡谷まだしか行けなかった。
いけなかったというトラウマで、今まで松本は避けて通っていたがもういいだろと松本行きを計画したのだ。

幸い、長野方面には教え子のMさんがいて、ちょうど土曜日は空いているので案内してくれることになった。
彼女はあちらで雑誌や観光カタログの編集をしているので心強い。
とりあえず、お昼を昔風の西洋料理の店に連れて行ってくれるのだそうだ。
そして、観光地は欲張らず、私の好きな民芸館。
松本城は階段上るので外から眺めるだけにする。
さて果てどんな愉しみが待っているだろうか。






yodaさんの投稿 - 08:59:17 - - トラックバック()

2022-05-13

なごみ食堂・鯛の切り身

一夜干し








火曜日、久々に生協に行ったところ、天然物の鯛の切り身を売っていた。
このところあまり食欲がなく、特に透析から帰ってきた夕食はご飯と納豆だけだ。
納豆だけは何故か飽きがこず、茶碗一杯の白飯と納豆一パックで充分である。
しかし、先週の血液検査でリンの値が上がっていることが分かった。
リンは乳製品、小魚などに多く含まれているのでなるべく取らないようにしていたのだが、豆製品である納豆もリンを多く含んでいることが分かった。
そこでたまには別なものも食べたほうが良いと思い、切り身をゲットした。

さて、どのようにして食べるか・・・水曜日の透析から帰ってきての献立にのせることにして、一夜干しにすることにした。
一夜干しと言っても一晩干すわけではなく、軽く塩をして一晩冷蔵庫で寝かせてそれを次の日に半日ほど干す。
手順通りに準備をして、水曜日、朝食が終わった後、物干し台の片隅で干した。
切り身に竹串を通して両端にタコ糸をしばりつけバランスをとってつるした。
すると、それを見たタカコサンが・・・
「今日はお茶の稽古があるのよ・・・そんなところにつるさないで」と言った。
私としては昨夜から準備をして、干すにしても午前中で取り込むつもりでいたのにと、カチンと来てしまった。
「うるせい・・・ちゃんとお弟子さんが来る頃には取り込んどくから、文句言うな」
と久々に大声を出してしまった。
「何も、そんなに怒鳴ることはないでしょ・・・パワハラよ」と言った。
実は前夜あまりよく寝られず眠りについたのが3時過ぎですこぶる機嫌が悪かった。

それ以上言い合いをすると喧嘩になりそうだったので、切り身は干したままにして自室に引きこもった。
そして2時間ほどしたころ「あなた、切り身が一切れ無くなっているわよ」と階下から声がした。
どうやらカラスが狙っていたらしく、持って行ったようだ。
「やっぱりね・・・やられると思った」とタカコサンは嬉しそうに言った。
実は以前にも同じことが起こって、その時はきれいに全部持っていかれた。
今回は一切れ残ったが、見ると、残った切り身にもカラスが啄んだ後がある。
いくら無神経な私でもカラスがつついたものは食べられない。
泣く泣く、残った切り身も捨ててしまった。

教訓・・・老いては素直に妻に従え!!!


yodaさんの投稿 - 10:03:39 - - トラックバック()

2022-05-12

故郷の空・戦国武将

信玄餅









透析の時、針を挿してくれる看護師と時々話をする。
昨日はIさんという31歳の看護師さんだった。
31歳というと、孫のリョウや甥のタカオと同じ年だ。
ついでながら我が山荘も今年で31年となる。
Iさんは私立の医科大学の付属の看護師の学校をでてこの道に入ったようだ。
学校を卒業した時には付属の大学病院に勤めていたが結婚を機に腎クリニックに勤めるようになったのだそうだ。
腎クリニックの経験はまだ浅いがなかなか手際が良く針を挿してもほとんど痛くない。

「依田さんの依田という苗字は多いんですか」と聞いてきた。
「八王子ではあまり聞かないけれど山梨や長野には多いみたいだよ・・・」
「そうなんだ・・・私の知り合いに同じ字を書く依田さんがいるんだけど山梨出身の人なのかなぁ・・・」
「依田という苗字のルーツは本当は信州で武田信玄が信州を征服した時に依田一族は山梨に連れてこられたみたい。」
とそこで、Iさんは戸惑ってしまったみたいだった。
「武田信玄て信玄餅の人ですか?」
どうやら彼女は歴史にはあまり興味がなく武田信玄を知らないようだった。
「もしかしてその信玄さんて武士なのですか・・・」
「そう戦国の武将の一人で甲斐の国を治めていたけれど、織田信長に武田一族は滅ぼされてしまったんだよ」

それ以上話すと混乱を起こしそうなんので・・・
「その武田信玄にちなんで信玄餅というのを桔梗屋という和菓子屋さんが作り出してそれが山梨名物となった訳・・・」
「そっか・・・そうだったんだ」
彼女は分かったような、わからないような面持ちだったが、それで何となく納得したようだった。






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