"喝"

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マラソン。
香合展。


 韓国映画の『マラソン』をみてきました。彼の国の映画は結構粗っぽく作っているのですが期待以上のなかなかの作品でした。
 走ることに興味を持っている自閉症の青年の物語です。母親のかかわりが中心ですが、感動的でした。特に、主人公の青年は迫真の演技でした。
 さて、座った席が悪かった。オバちゃんのおしゃべり三人組が隣になってしまいました。いやな予感がしました。指定席なので別の席に行くわけにもいきませんでした。初めはおしゃべりとポップコーンポリポりでしたが、さすが物語が進むと少し静かになりました。しかし、主人公の行動に対してよく笑うのです。自閉症のその特徴である、オウム返しや、興味を持ったことへの執着に対して三人組みは過剰に反応するのです。主人公がこだわりをもって行動する場面など笑うところではなく、いとおしくも切ないのです。多分、彼女たちも、一人で来ていればそんなに馬鹿笑いもしなかったのでしょうが、つられて笑ってしまうのでしょう。姦しい。 喝

 先日、山梨からの帰りに南アルプス市にある美術館に寄りました。『香合展』をやっていたのです。カナダの美術館にあるものが里帰りしたものでした。これは良かった。日本の焼き物の産地で茶陶と関係のある窯のが全てありました。香合は茶席では脇役だそうですが、日本人の美意識でしょう、目立たないところに贅をこらしているのです。根付けなどと同じで、その細工がすばらしいのです。名のある陶工たちが遊び感覚で工夫を凝らしているのです。大きさにすれば五センチにも満たない陶磁器なのです。焼き物好きにはたまらない企画でした。
 さて、会場を一回りしたあたりで、美術館に関係ある人なのでしょうか、年恰好からすると嘱託員かもしれない。久しぶりに会った知人と挨拶を交わし、声高のおしゃべりが始まってしまいました。それも、この企画展の自慢ばなしです。そんな話は聞きたくない。美術館の職員も気がついているようでしたが誰もとがめだてはしませんでした。あんな年寄りにはなりたくない。老害。喝
yodaさんの投稿 - 17:05:46 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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