"季節だより鳥だより"

07 / 29

季節だより鳥だより

画眉鳥








導眠剤をやめてから朝の目覚めが早い。
5時ごろには必ず目が覚める。
空が明るくなってきていることもあるが、鳥の声に起こされる。
果断なくさえずりが聞こえてくる。
甲高い声で幾重にもなって鳴き交わしている。
小鳥のさえずりなどと言う域を超えている。
あれは何処かアジア方面の下町のようなところで交わされているオシャベリだ。
昨年はホトトギスの鳴き声が気になったが今年はこのオシャベリに取って代わられてしまった・・・ガビチョウである。
これが、朝の一時だけでなく日中も結構鳴き交わしている。
どうやらこの一帯はテリトリーとして制圧されてしまったようだ。
鳴き声は多彩でほかの鳥の鳴き声をまねたようなものも入る。
うぐいすと聞き間違えるような声も出している。
中国では鳴き声を楽しむために飼っている人もいるそうだが、あの甲高い声が案外中国語の発音に近いのかもしれない。

昨日は庭の手入れに植木屋が入って垣根や庭木の剪定をしていった。
鬱蒼としていた梅ノ木やウバメガシなどがこざっぱりとして風通しも良くなった。
すると、朝から小鳥達の来訪が多くなった。
久しぶりに四十雀も来ていた。
久しく見かけなかったスズメも庭先まで来てなにやら啄ばんでいる。
剪定によって地面に古い木の実やらコムシなどが落ちているのだろう。
ちょうどお昼頃からはガビチョウがお出ましになった。
堂々の入場で他の鳥たちは寄り付かなくなってしまった。
ツガイで飛んできて人影を恐れることもなく枝から枝に渡り、時折地面に降りては餌を見つけている。
じっくりと観察してみた。
羽根は茶褐色で嘴は黄色い、そして目の周りの白とマナジリから伸びる眼鏡のつるのような白い線。
この縁取りがガビチョウの名前ゆえんなのだ。
けれど、中国の名山峨眉山からとったとはとても思えない。
峨眉山はその山並みの美しさが美人の細い眉のようであることからつけられている。

はたと気がついた。
昨日町田からの帰りの電車の中の光景を思い出した。
手鏡に向かってアイシャドウをしている女の子がいた。
仕上げに白い縁取りをつけていた。
ガビは峨眉ではなく、画眉なのだ。
眉を描いている鳥の意味とすれば少女の化粧法と同じだ。
茶褐色の肌に目の周りの白い彩。
少女の化粧も、ガビチョウの縁取りもギョットさせられるところが同じだ。

どちらも好みではないなぁ。
yodaさんの投稿 - 18:20:10 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
コメント
コメントはありません
コメントを追加
このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。
トラックバック