"眩暈食品館"

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眩暈食品館

冷汁









久しぶりの青空に気分も晴れる。
けれど、日が高くなるにつれてじりじりと暑くなる。
出かける予定は特にないので家でひっそりと過ごそうと思ったが座っているだけで汗が噴出してくる。
冷房は苦手なので,二階の書斎の窓を開け放って涼をよびこもうとするのだがソヨとも風はない。
窓の下の1階の屋根の照り返しが部屋の温度を更にヒートアップする。

食欲もあまりない・・・火を使って料理などとんでもない。
そこで冷蔵庫を開けてなるべく簡単な料理が出来るように食材を探した。
キュウリ・ミョウガ・根生姜・しらす干しの干からびたもの。
後は常備の調味料などなど。
明日から山の家に出かける予定なのでほとんど何も残っていない。
そこで、冷汁を思いついた。
しらす干しといりゴマを擂鉢でする。
そこに、味噌を加えて粉末の出汁も入れて良く練り合わせる。
お湯を入れて延ばして更に冷たい水を注ぎ汁にする。
キュウリ、ミョウガ、根生姜は千切りにして汁に浮かべる。
大葉があれば薬味にするとなおよい。
まず、この汁でそうめんを食べた。
汁のなかに練り辛子を溶きいれて食すると味がしまり食欲もます。
冷麦でもいける・・・我が故郷ではおざらと言って食す。(この場合の汁は玉ねぎまたはナスの味噌汁に上記の薬味を入れる。ゴマと辛子もわすれない。)
この冷汁をご飯にかけてもおいしい。
今回は冷や飯が少々あったので水洗いをしてぬめりを洗い流してザルにあげて汁賭けご飯にもした。
九州の南の方ではアジ、サバなどの青さかなを焼いて骨をとり擂鉢で擂って味噌仕立ての汁とするそうだ。
実は今回の汁は青さかながなかったのでしらす干しで代用。
煮干の頭とわたをとって擂ってもいけるかもしれない。

戦時中、麦を食べていた頃、大麦を蒸かしてそれに冷汁をかけて食べたことを覚えている。
田植えの時の食べ物だった。
『おばく』と呼んでいたがパサパサしていたけれど結構おいしかった。
今はそんな食べ物はないのだろうなぁ。

いつか一度食べてみたいものだ。

yodaさんの投稿 - 16:54:50 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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