"桑都だより・作品展二週目"

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桑都だより・作品展二週目

勘違い






昨日のこと・・・第二週の最終日で、お見えになるという連絡も何人からか頂いていた。
定刻の5分前にギャラリーに行くと、すでに一人待っていた。
新任教師の時の西多摩郡の東秋留小の教え子のS君であった。
今年57歳になったというから、実に45年前の卒業生だった。
わざわざ、湘南の茅ヶ崎からやってきてくれたのだ。
ところが、ギャラリーのシャッターが下りているではないか。
鍵もかかっていて、押せども引けども開きはしなかった。
インターフォンを押しても何の応答もない・・・電話しようとしたが、携帯に電話番号が入っていなかった。
確か、オーナーのTさんは携帯電話などはもっていなかったようだ。
今日は2時から4時までオープンすることはちゃんと確認していた。
何度かインターフォンを押し続けたが、やはり何の応答もない。
教え子のS君は直ぐに事情を察してくれたようである。

さてこうなると、思いつくのはロクでもないことばかりである。
82歳の年令を考えると、いろいろなケースを考えてしまうのだ。
しかし、教え子の前でうろたえても仕方がないので、ナントカ消息を掴むことにした。
日曜日である・・・Tさんは奥さんを亡くして一人暮らしになってから、時々近くの教会に説教を聞きに行くと言っていた。
そこでS君に入り口の所で待ってもらって、教会に走った。
けれど、今日は見えていないという返事であった。
そこで、ギャラリーの一軒置いて隣の花屋さんを訪ねてみた。
事情を話すと、奥さんが鍵を預かっているので開けてあげましょうと言ってくれた。
そしてギャラリーに入って、住まいにしている二階まで見に行ってくれた。
居間、寝室、トイレ、風呂場なども覗いてくれたけれど異常はないようだった。
ともかく、後続の人たちも来るはずなので、このまま入口を開けておいて、作品展は4時まで開くことにした。
花屋の奥さんの言うには、前にもフイに居なくなったことがあって、大騒ぎしたことがあったそうだ。
いずれにしても、不安は残しつつも病気や事件ではなさそうだったのでチョッと安心した。
訪問者は結構あって、都内や青梅、日野などの家族連れもあった。
岡山から東京に出張できていた元同僚も訪ねてくれた・・・
ちょうど4時になって店を閉めようとした時Tさんがひょっこり帰ってきた。
「休みなのになんですか」
と気色ばんだが・・・直ぐに3日と4日を取り違えたことに気が付いたようだ。
ともかく、大事ではなくて良かった良かった。



yodaさんの投稿 - 16:46:33 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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