"なごみ食堂・ひとり芋煮会"

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なごみ食堂・ひとり芋煮会

甲州八幡芋






ふるさと甲府の西の方に竜王という町がある。
ここは甲府盆地に流れ込む釜無川の氾濫原で昔は洪水の多いところだった。
竜王などという地名も、暴れ狂う川のイメージがないでもない。
それが武田信玄の治水によって農地と変り、肥沃な土地と豊かな伏流水によって上質な作物が取れるようになった。
この地には有名な信玄堤という史跡もある。(甲州では何か後世に残るような治世はほとんど信玄に関係付けていて、みやげ物などでも信玄と名の付くものが多い)
この竜王の地の一角に八幡地区があり、ここに八幡芋というブランドの里芋がある。
これは市場には余り出回らず土地の人たちで消費されてしまうようだ。
炊いて食べると粘りがあり、芋本来の持っている旨味も強い。
この幻のような八幡芋が手に入った。
ここでこの芋をどのように食べるか・・・先ずは味噌汁の具にした。
タマネギと里芋をあわせるのが我が家の流儀だ。
これに先日手に入れた新潟県魚沼郡のハザガケ天日干し「こしひかり」の炊きたて。
パリッとした焼きのりと薄塩の銀鮭でもう何もいらなかった。

続いてはイカと大根と炊き合わせた・・・こちらは大根が主役だけれど、里芋が三位一体となってこれぞ惣菜の王道。
イカの歯ごたえと大根の噛み心地そして芋のネットリの三種三様食感を味わえる。
特に、一日経って味が滲みたものはまた別の味わいが深い。

今日は朝からタカコサンはお出かけで、昼も夜も食べないと言われた。
昼は簡単に麺で済ませたが、夜は何にするか・・・八幡芋がまだ残っていることを思い出したので、「ひとり芋煮会」。
冷蔵庫の中にこんにゃくがあり、長ネギもあるぞ。
牛肉の切り落としさえ買ってくればいけるぜ・・・ついでに牛蒡も入れるか。
芋煮会は山形県の郷土料理だそうだが、良質の里芋と山形牛の組み合わせで考えだされたに違いない。
毎年、川原に親しい人たちと寄り集まって鍋を囲むのが風物詩だそうだ。
イベント化して何トンもあるような具材をクレーンで吊って大鍋で煮ているのを見たことがある。

数年前に我が山荘でも友人たちと件の八幡芋を使って「甲州芋煮会」を開催したことがあったが、美味しかったけれどその後は続かなかった。
さて、材料は芋5個に牛の切り落とし(チョッと良い所を奮発して)牛蒡のササガキ、それにこんにゃくと長ネギ。
ポイントは先に里芋を茹でておいていったん引き上げて、出汁でコンニャク、牛蒡と煮て、味付けは酒、砂糖、醤油でつける。
芋が柔らかくなった所を見計らって牛肉を入れて、最後に長ネギを入れる。味付けはお好みで・・・・〆に残った汁にカレーのルーをいれてうどんを入れてカレーうどん。

これが絶品との事だが、明日の昼やるぜ。
yodaさんの投稿 - 17:02:11 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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