"遊悠読書・坂木司"

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遊悠読書・坂木司

和菓子のアン





作品展も3週目の最終日で、残すところ15・16・17日の3日間となった。
天気予報は荒れ模様といっていたが、午後は晴れて暖かかった。
ちょうど、2時にギャラリーに着くと、入口は開いていて、オーナーのTさんが待っていてくれた。
8日の訪問者は1人で9日は4人だった。
「今日も3・4人というところでしょうかね」
というと、
「2時から4時までの2時間でそれくらい来てくれれば上出来ですよ」
と、Tさんは笑いながら言った。

最初の来訪者は2時半頃で、ご婦人お二人であった。
退職して3年間嘱託として勤めた日野H小の養護教諭と事務主事さんだった。
二人とは気が合い、H小を去ってからも1年に一回ぐらい会ったり、個展などの時にも必ず顔を見せてくれる。
それに、我がブログの読者で日々を読んでくれているので、あちらは私の動静はほとんど分っているようである。
養護のU先生は今も現役で日野の別の小学校で子ども達のためにがんばっている。
私が今まで出あった養護教諭の中では3本の指の中に入る。
先ず、子どもを中心に据えて、学校に起っていることにあらゆる目配りをしている。
学校長よりも子どもや親のことを知っていて、相談すると的確な判断をしてくれる。
今の学校では子どもの身体的な健康面もさることながら、精神的ケアーが大切になっている。
加えて教師達の健康や精神にも関わっていかなければならないが、本当に頼りになる先生であった。

彼女は私のブログを読んでいる中で読書に関する情報をもっと書いてほしいと言っていた。
このブログをはじめた目的は実は子どもの本も含めて本の紹介を中心にすえるはずだった。
けれど、結局、日常の出来事が多くて、本の紹介はおろそかになっていたなぁ・・
そこで、読んでいて楽しくなる一冊をU先生のために紹介する。
「和菓子のアン」(坂木司著・光文社文庫)
デパートの地下の和菓子屋を舞台にした作品で、主人公はチョッと太目の18歳の女性。
彼女はアルバイトで和菓子屋に勤める。そして大好きな和菓子の奥深さに触れ、和菓子を買っていくお客たちの謎を解いていく。
この作家に初めて会ったのは「切れない糸」という作品で、この主人公はクリーニング屋の息子であった。
そのようなジャンルが確立しているかどうかはわからないが「お仕事ミステリー」と言うのだそうだ。
その他にも、歯医者さんの受付嬢や沖縄のビジネスホテルのフロント嬢など(いずれもアルバイト)も主人公にしている。
ミステリーをうたいながらもきったはったの血なまぐさい場面は出てこない。
もちろん死体なども皆無である。

図書館で坂木司で検索してみてください。


yodaさんの投稿 - 17:37:03 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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