"季節だより風だより・初雪"

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季節だより風だより・初雪

我が友






雪国に住む友Y君より、初雪の便りが届いた。

『初雪や一二三四五六人   小林一茶
雪国に雪が降る、何の不思議も無いけれどー
今朝、当地に初雪が降りました。街なかでは道端や屋根がうっすらと白くなった程度ですが、サア大変、庭木の雪囲いをしなくては、車のタイヤを換えなくてはなどと、大童。一茶の句が蘇ります。山間部には15cmの積雪があった由、紅葉もこれからなのに…トホホ。
雪降らばゆかむと君にちかひたるその新潟に雪降るという   吉井勇
京都に住み、祇園を愛した歌人の作です
この歌を刻んだ歌碑が、新潟市の老舗料亭の庭にあります。』

この便りは私宛のものではなく、高校の時の同期会(山紫会)のホームページに投稿されたものである。
山紫会は昭和34年に山梨県立甲府第一高等学校を卒業した人たちの会である。
年に一回集まりを持ったり、親睦旅行をしていたが、より一層の繋がりを深めようと山梨に住むTさんの尽力で昨年ホームページが開設された。
ただ昭和10年代の生まれであるから会員の全員がインターネットが出来るわけではない。
ネットが出来る人が100名ぐらいで、文章を打てる人が50名(同期の約一割)ぐらいというところか。
私はホームページ創設の頃よりかかわりを持ち、時々投稿させてもらっている。
その内容については以前ブログにも書いたけれど、徐々にではあるが、投稿者も増えて内容も多岐に渡ってきた。
特にこの頃は、音楽、絵画、文学を紹介したり、政治、宗教、哲学を論じたりする。
また自らの作品の投稿もある(小説、エッセイ、俳句、写真など)
初めの頃は何でもありで、個人の情報や私信が主であったがだんだん洗練されてきた。

冒頭のY君は越後の豪雪地帯、小千谷の病院で理事長を務める医者である。
私とは浅からぬ因縁があり、高校一年の時からずっとずっと友達である。
彼のことはほとんど知っていると思っていたけれど、このような文章を読むと、その教養の深さに改めて驚かされる。
たった200字足らずの文章の中に俳句、和歌,詩まで織り込まれている。
「雪国の雪が降る何の不思議はなけれども・・・」は北原白秋の「薔薇の木に薔薇の花さく 何事の不思議無けれど」の本歌取りですか?
と同級生のKさんが間髪居れず、投稿してきている。
これもすごいことだ。
Y君はパクリだと返していたが・・・恐るべし72〜73歳の同期生たちである。



yodaさんの投稿 - 16:58:05 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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