"季節だより・小春日和"

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季節だより・小春日和

挨拶






突然、左の奥歯が痛み始めた。
その他にも歯肉が腫れていて痛む部分があったので歯医者に電話して、順番に入れてもらった。
このところ予兆もなくからだの不具合が起ることが多くなってきている。
加齢と季節の変わり目があるのかもしれない。
この季節に必ず起るのは、体中の掻痒である。
特にひどいのは下肢と背中である。
下肢は今までは肌の上にズボンをはいていたのが、防寒に下穿きをはくようになったかもしれない。
身体が温まると、むずむずと痒くなるのだ。
背中の方はどうやら、空気の乾燥に関係があるらしい。
以前は皮膚科に通ったこともあるが、
「痒いのは生きている証拠」と言われた。
完全に痒みを止めることは出来ないので市販の薬で済ますことにしている。
ようするに、保湿の薬を塗ればいいわけだ。
けれど、歯の痛みだけはなんともならない。
うずくような痛さで、奥歯で物を噛めないのも辛いことだ。

午後一番のところで入れてもらって駅前のK歯科に出かけて行った。
先に一人居たけれど、直ぐに名前を呼ばれた。
K歯科は受付嬢も歯科衛生士もタカコサンのお茶のお弟子さんなのでフレンドリーである。
診察室に入って、治療椅子に座ると、なんだか痛みが消えてしまったような気がした。
そして、痛む場所を先生に言いい、口をあけると、
「アア、少し腫れていますが、大丈夫ですね、とりあえず、三日分薬を出して置きましょう」
と言われた。
診察はものの1分という所だった。

帰り道は散歩もかねて、遠回りをして帰ることにした。
ともかく、大事がなくてホッとした気分となって、足取りも軽かった。
通りがかりの家の道端に柿の葉が落ちていて紅葉が見事だったので拾った。
晩秋の午後の柔らかい西日を浴びながらゆったりと歩いた。
すると黄色い帽子を被り、ランドセルにも黄色いカバーをかけた女の子が歩いてきた。
ちょうど目の前に来て、すれ違いざまに「こんにちわ」と挨拶された。
めったにないことだった・・・
「あなた1年生ですか」と聞くと、
「そうです」とはっきりと答えてくれた。
益々良い気分となった。
よほど、私の顔が穏やかで楽しそうに見えたのだろうか。

小春日和の良い一日となった。


yodaさんの投稿 - 17:28:21 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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