"学びの窓・読書感想文の書き方"

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学びの窓・読書感想文の書き方

冊子






昨日、毎日新聞出版より「読書感想文の書き方」の冊子が送られてきた。
やはりゲラで見た時とちがって16ページとはいえ一冊になってみると立派な物である。
私の今回の仕事は監修であったけれど、この冊子のもとになったのは昨年7月の毎日小学生新聞のインタビュー記事であり、拙著の「読書感想文の書き方」である。
前回も触れたけれど、100ページにも及ぶ戯をよくぞまぁこれまでにまとめたものよと思った。
翻ってみると、私の著書は16ページにまとめられるような内容の物だったのか。
いずれにしても、思いが活字になって世の中に出ていくのは嬉しいことだ。
この冊子は全国の小学校に一部ずつ配られるのだそうである。
一人一人の子どもたちの手に渡るわけではないけれど、読まれて使われることを願ってやまない。

実は長年読書感想文関係の仕事をしているのだけれど、感想文は作文の中では一番難しいのだ。
普通、作文は見たこと、体験したこと、聞いたことなどを、時系列にしたがって書いていくのだが、感想文はそこに自分が考えたこと、感動したことなどを書いていくのだ。
特に読書感想文は直接に体験したことではなく読書の体験を通して自分の想いを綴っていかなければならないのだ。
ところが、学校での指導の中で読書感想文の指導は取り立ててないのが実情だ。
聞くところによると、今の国語教育の中では作文は「書く」という指導の中に入っているが、生活作文的な指導は少なくなって実用的な文章を書くことが多くなっていると聞く。
私が現職の時には前述した「見たこと・聞いたこと・体験したこと」を書く作文が主流だったけれどそれでも読書感想文の指導などは確立していなかった。
大抵、夏休み前の宿題としてだされて、それを親子で苦労して書き上げるのが実情だったように思う。
実は、先生たちも大学で読書感想文の書き方など学んできていないし、教師になっても取り立てて読書感想文の指導など研修しない。
指導が何もないところで夏休みに「書きなさい」という宿題を出されるなど子どもにとっては大迷惑のことなのだ。
「読書感想文を書けなどというから、読書が嫌いになる」という言い方もはびこる。
読書感想文も国語の中の大切な分野であるから子どもたちよりも、先生方に是非「書き方」を学んでほしいものである。
実は今回の冊子は指導のエキスが詰まっているようなもので、先生方にこそ読んでもらいたいのだ。
折も折、今朝のこと。
某図書館の団体から読書感想文の書き方講座の講師として、今年の7月に来てほしいという依頼があった。
勿論、快諾した…テキストとしてはこの冊子を使うつもりである。


yodaさんの投稿 - 17:21:30 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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