"旅だより・京都国立博物館国宝展"

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旅だより・京都国立博物館国宝展

縄文のヴィーナス






今回の旅行はタカコサンが大学時代の友達と京都、近江方面に行くという計画を立てていて、、ならばせっかくだからと同行させてくれる事になった、
もちろん御一行について行くなど恐れ多い事は出来ないので先行したのだ。
予定の日よりも2日早く京都に行って私は帰ってくるという次第と相成った。
折も折、京都の国立博物館で「国宝展」が開催されているのでそれを観る。
主催の一つがM新聞社なので教え子でM新聞の編集をしているN君に頼んでチケットをゲットすることが出来たのだ。
この展覧会は期間を4期に分けてて展示物の一部が変わるので本当に見たいものに当たるかどうかは分からないが、私達が行ったのは3期であった。
私が一番見たいと思った「曜変天目」茶碗、雪舟の国宝となっている全絵画、俵屋宗達の「風神雷神」などはすでに展示済で残念だった。
けれど、さすがに国宝だけあって、どの展示物も見ごたえのあるものばかりである。

京都に着いたのは1時でそれからすぐに二条城の近くにある宿舎にタクシーで行き、ひとまずチェックインだけして、荷物を部屋に入れて、京都の岡崎に住むFさんと落ち合った。
Fさんも国宝展には付き合ってくれる事になっていたので、タクシーを頼んで3人で国立博物館に向かった。
ちょうど3連休の最後の日で市内はだいぶ渋滞したが、覚悟はしていたものの展覧会の方も長蛇の列で会場入り口にたどり着くのに30分程かかった。
中に入っても呼び物になっている作品にはまた別に列ができている。
3期の展示物の呼び物は福岡の博物館から来ている「金印」だが私たちはチラ観だけにした。
観覧順序としてはまず三階に行き考古で国宝となっているものと、書籍である。
そこで一番目を惹いたのは「土偶」であった。
第一期には国宝となっている三女神がそろってて展示されていた・・・「縄文のヴィーナス」と呼ばれている長野県の尖石の女性像、同じく「仮面の女神」と呼ばれるもの、そして「縄文の女神」と呼ばれている山形県県立博物館のモノ。
このうち「縄文の女神」はすでに山形に帰ってしまったが、「縄文のヴィーナス」が圧巻であった。
実はこの像はかって三度ほど見たことがあり、特に尖石の茅野市立考古館に行ってみたこともあったのだが・・・
こうして数ある国宝の中に置かれてみるとその存在感は他を圧しているように思えた。
高さは三〇センチほどだがその造形には縄文の人達の祈りが込められている。
ふっくらとした身体全体のフォルムでとくに下半身が強調されていて、見事なお尻である。
おそらく胎内に子を宿しているのではないかと思われるような腹の形でもある。
豊穣を願い、子孫繁栄を願う祈りの像である事が伝わってくる。
海外からの影響を受けていない我が先祖たちの造形美なのだ。

yodaさんの投稿 - 13:39:17 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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