"かたくら通信・正午の茶事"

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かたくら通信・正午の茶事

懐石料理






昨日はタカコサンにとって大切なイベントの日だった。
お茶の社中の人達の中から希望者を募って茶会を催した。
希望者のそれぞれに役割を振って本格的な茶事をしたのだ。
まずはおもてなしの亭主役を決めてその人の主催という事で案内状を出す。
亭主のもてなしを助ける半東と水屋の係も決める。
おもてなしを受ける客の側にも割り振りがあって、まずは正客、次客、三客、末客。
お客様は当日は正装をして来るのだが、亭主役の人は何度も打ち合わせをしてこの日を迎えるのだ。
と言ってもあくまでもお稽古なので茶事の流れを覚える事が主になるのだが・・・一番大変なのは当日の懐石料理である。

普通、茶事をする場合には専門の仕出し屋に頼むことが多いのだが、タカコサンはそれを自分たちでやるのだ。
お弟子さんの中に料理のセミプロが居て懐石全般についての心得がある。
タカコサンは直接料理はしないけれど、懐石料理の勉強に通っていて、料理を作ることよりも味わう方で「辻留」にお仲間と年に何度か行っている。
今回は初冬に合わせた料理をご亭主役と、料理を実際に仕切ってくれるお弟子さんのKさんとひと月ほど前から打ち合わせをした。
ちなみにKさんは我が家の茶事を仕切るのが今年で10回目だそうである。
茶事にはいろいろな順序があるようなのだが、お茶には無調法な私なので省略して懐石料理の献立と順序を記しておく。
  ―繊頁魘約蓮南瓜)向付(鯛糸造り・針茗荷)
   飯(炊きあがったばかりのご飯を一文字によそって出す)
 ◆^豸ァ个海瞭のために山口県獺祭の銘酒を用意していた}
  飯(飯器に一人一碗分をまとめて出す)
 ぁ―疎悗─吻,僚舛里かわり)
 ァー冓碗(蟹入り蓮根団子・花麩・モロッコ隠元・紅葉人参・松葉柚子)
 Α‐栃(銀鱈粕漬け・・・魚久)
 А’鯱造(木綿豆腐・蒟蒻・人参・隠元)
 ─/罎合わせ(がんもどき、金時人参・あやめ雪蕪・隠元・蓮根)
  飯(多めに入れ好みの量をとってもらう)
  箸洗い(針茗荷をちらした味のない汁)
  湯桶・香の物(ぶぶあられを入れた湯と千枚漬け・大根漬け・しば漬け)
途中盃のやりとりもあるそうだが、今回は省略とのこと。

これらの料理を1時間以上かけて供するのだが、この準備は前日の買い物から始まり夜まで下ごしらえをして当日は温めと味付けであった。
参加者たちの感想は「料亭の味」だそうだ。
味の決め手はなんといいても下ごしらえの段階の出汁であったようだ。
そして初めての参加者は緊張したけれど楽しかったと言っていた。
茶事はまさに「おもてなしの」体現なのである。
ところで私はこれらの料理のお相伴にはあずかれなかった・・・
「今回は人が多いので席がないからお昼はどこかで食べてきてちょうだい」ですと・・・
その代り夜には残った物を食べさせてもらえた・・・

ちゃんとした料理は冷めても美味しかった。

yodaさんの投稿 - 17:55:57 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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