"かたくら通信・お笑い"

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かたくら通信・お笑い

変質






このところ朝の目覚めが悪く7時には起きるという習慣が崩れてしまっている。
その原因は今までは必ずNHKの8時からの朝ドラを見ていたのだが、今やっているドラマは全く興味がわかず見ていないのだ。
大阪のNHK制作のストーリーらしいが、前回の「ひよっこ」に比べるとドラマの展開が悪いし、あまり馴染のない人物の物語のようで共感が出来ないのだ。
「わろてんか」という題で吉本興業を創設した女主人の生涯を描いていくらしい。当然寄席の風景や芸人たちのお笑いの場面が出てくるのだが、それが中途半端で面白くない。
お笑いのプロを役者が演じるのは至難な事であると思う。
自分の経験からいっても講演などで聴衆を笑わせるのは本当に難しい。
むしろ、感動で涙させる方がずっとたやすいように思う。
芸人たちが良く「すべる」と言うが、あざとく笑いを強要したりすると白けてしまって収拾がつかなくなってしまう。

折も折、昨夜某テレビ局でM1グランプリと言う番組をやっていた。
今年の漫才師たちの日本一を決めるコンテストのようだった。
3000組にも及ぶコンビが予選を勝ち抜いてきて本戦では10組が審査委員の前で演じてどの組が栄冠を勝ち取るかという趣向のようだった。
始まりから見たわけではない・・・たまたま付けたチャンネルでやっていたので3組残った決勝戦を観たのである。
3組ともその道ではけっこう人気のあるコンビのようだったが、3組の内一組だけはかろうじて「うふっ」と笑っただけだった。
『和牛』というコンビで、旅館に着いた客を部屋に案内する仲居さんを演じたものだった。
結構テンポが良かったけれど、大笑いには至らなかった。
大賞を取ったのは『トロサーモン』というコンビだったが彼等の演じたものを今思い出しても全く出てこないのだ。
もう一組の兄弟コンビに至っては何をやり取りしているのかほとんど聞き取ることも出来なかった。(もしかして耳が悪いからかも知れないが)
どうやら笑いの質が変化してきているのかもしれない・・・じっくり聞かせるよりもテンポよく言葉を取り交わして笑いを強要する短期決戦の勝負のようだ。
私などはやはり渥美清が演じるような笑いの向こうにペーソスがあるモノでないとついていけないのだ。
優勝者には1000万円の賞金が授与されたようであるが・・・嗚呼こんなものかと思ってしまった。

全く笑うことが出来ないお笑い大会に苦笑い…感性が鈍磨したのかなぁ。


yodaさんの投稿 - 17:23:49 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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