"学びの窓・アクティブラーニング"

01 / 12

学びの窓・アクティブラーニング

2020年





先日、NHKの番組朝イチで2020年に実施される教育課程の改訂の目玉となる「アクティブラーニング」について取り上げていた。
ゲストは石田ゆりこという女優とパックんという外国人タレント(オックスフォードを卒業しているとの事)それにNHKの解説委員とそのことに詳しい専門家だった。
番組の主旨はこれから学校の授業が大きく変わっていくのでその内容について啓蒙しよういう事であろう。
その変化とは、一方的な詰込み型の授業から子ども達が主体的に課題に取り組んでいく授業だそうである。
もうすこし具体的に言うと「知識を学ぶ」だけでなく「知識を使う力」を育てるのだそうだ。
すなわち、思考力、判断力、表現力などの社会に出てから必要とされる力を学校でも教えようというのだが・・・
番組では全国の小学校でこの改訂に先駆けて実施している学校の例を紹介していたが、授業は体育で走り高跳びであった。
子ども達がタブレットを持ってお互いの高飛びを撮影し合い問題点を指摘し合っていた。
確かに・・・時代の先端を行く機器を使って映像によって学び合うのは効果があるかもしれないが、視ていての感想としてはメンドクサイ、それにタブレットを子ども達の分だけそろえるのに金がかかるのだろうなぁ・・・

実はここにきて事改めて横文字を使ってあたかも新しい授業方法を開発しているように見せていたが、この程度の事はずっと前から多くの教師が取り組んできた。
詰め込み教育から知識を使う授業だってたくさんの実践があったはずである。
ただ、全国的な規模ではなく先進的な地域とか、志ある個々の教師の実践だった。
私が40代の初めの頃には長野県の「伊那小の教育」が有名で多くのの教師が授業見学に行った。
教科の枠を取り払って総合的に子どもの学びをさせる・・・具体的には何か生き物を育てながらその過程で多くの学びをする。
育てるための経費から算数を学び飼育の過程で理科、そして飼育日記を書くことで国語、動物の成長を描くことで図工にもなる。
学校で動物を育てるためには横や縦の人のつながりがあり、そこでは表現力や協調性も要求された・・・
実はこのような実践が後に総合的な学習の基になったのだが、潰えた。
先進的な教師はこのような教育をとことん話し合うところから生み出してしていったのだがそれを指導要領という形で取り入れても形式だけであったために成功しなかった。
加えて新しい教育にするために教師たちが移行するための方法や技術を十分に理解しないままに実施となってしまったのだ。
今回のアクティブラーニングもその轍を踏むような気がしてならない。

教師たちが十分にその精神を理解していない事と親たちの理解も十分でないことがネックとなるのではないだろうか。

yodaさんの投稿 - 17:28:16 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
コメント
コメントはありません
コメントを追加
このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。
トラックバック