"かたくら通信・姉二人"

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かたくら通信・姉二人

一人誕生日会







この世に恐い人が二人いる・・・姉二人である。
実は二人の姉は今日誕生日で、長女は82歳、次女が80歳となる。
父親が産婦人科の医者だったので、うまく二人の誕生の日を合わせた訳でもないだろうが、自分(父)の誕生日は12月13日である。
長女は甲府で開業していた医者に嫁ぎ、子どもが3人いて孫が8人いる。
次女は南アルプス市の果樹農家に嫁ぎ子どもは4人で孫は13人いる。
二人共元気だが、次姉の方は飛び切り元気で、私にとって特に恐いのはこの姉の方である。
昨日、冬備えを手伝ってもらった甥の息子のH君の祖母に当たるのだ。
何が恐いと言うよりも、年も近いせいもあって、ズケズケと直言してくれるのでこの姉には頭が上がらないのだ。
実は、岐阜に居る息子はこの姉の所から依田家に養子に来てくれているのだ。

姉はすこぶる健康で80歳になる今も現役で働いている。
果樹農家なのでほぼ一年中仕事はあるが、特に4月初めの頃から11月の終わりまで、まずサクランボとモモ、スモモの受粉から始まり、5月終わり頃からサクランボの観光農園、6月半ばからスモモとモモの収穫そして8月から10月末まで葡萄の観光、11月に入ると、柿を収穫して干し柿に仕立てる。
実際に果樹の栽培は義兄、甥、甥の息子が担当しているが、観光、出荷、などの経理全般は姉が取り仕切っている。
姉のすごいのは果樹園の仕事のほかに、母が起ち上げた甲府のガールスカウトの団を引き継ぎ、今も現役のリーダーとして活動しているのだ。
特に、夏には必ず子ども達と一緒にキャンプ生活を送り、毎年のように海外に子ども達を連れて行く。

今日の誕生日はどのように祝っているのか・・・気になったのでお祝いのメッセージを兼ねて電話をしたところ、東京に来ているとの事だった。
12月のこの時期は果物の収穫は終わっているが、来年に備えて果樹の剪定の作業があって結構忙しいらしい。
そこで家族に迷惑を掛けてはいけないので一日だけお暇をもらって、一人誕生日会をしているのだそうである。
午前中東京に出てきて上野の西洋美術館で「ルーベンス展」を観た。
それから、高校時代の一番仲の良かった友達と待ち合わせて共通の友達が昨年亡くなったのでそのお墓詣りに雑司ヶ谷まで行った。
私が電話した時にはその友達と二人でお気に入りのレストランで遅めのランチ。
それから夕方の列車で甲府まで帰るとの事であった。

年を取ると誕生日を祝ってもらうなどわずらわしくなるが、それでいて誰からも声をかけてもらえないのはさびしくもある。
一人誕生日会を宣するのは、いいかもしれない。
ちなみに、私の誕生日はタカコさんに焼肉を奢ってもらったぜ。





yodaさんの投稿 - 17:41:31 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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