"季節だより風だより・初雪"

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季節だより風だより・初雪

わが町八王子







予報では八王子方面には今日の未明頃に初雪が降るのではないかと言われていた。
南岸低気圧が通過して寒波が押し寄せてきた時には大抵このあたりは雪だ。
確かに昨日の夜の寒さではそれもありかと思ったが幸い今朝は雨だった。
八王子は東京都と言いつつも、都心などに比べると、特異な地域であるらしい。
昔、地理の学習で学んだ内陸型の気候のようだ。
夏は暑く、冬は寒い・・・当たり前であるが、それが極端なのである。
わが故郷の甲府の気候によく似ているので、この地に住んでもあまり驚かない。
甲府も八王子もかつてはその夏の最高気温を記録したものだ(今はその座を熊谷に奪われてしまったが。)
冬の寒さについてはもっと寒い地方があるので話題にはならないが、甲府は八ヶ岳颪が吹きすさび、底冷えのする寒さとなる。
八王子も実は同じような底冷えの寒さで、都心に比べて電車がまず多摩川を渡って2度、浅川を渡ってまた2度ほど低くなる。
甲府も八王子も地形は盆地で、夏暑く冬寒いは盆地特有気候のようである。
同じような気候の所は全国に何か所もあるようだが、その代表としては京都がある。
八王子については地形を90度回転させると、京都とそっくりだと聞いたことがある。
京都は北に鞍馬がありそこから南に向かって鴨川が流れている。
八王子は西に高尾山があり東に向かって浅川が流れているので南北と東西をずらせば二つの町はほぼかさなるというのだが・・・
残念ながら地形は似ていて、気候も同じようであっても歴史と文化が違う。

八王子は戦国時代には北条氏が八王子城を築き治めていたが、秀吉に滅ばされた事によって城下町から甲州街道の宿場町に成り下がる。
ただ、徳川幕府の江戸の守り口として、八王子千人同心なる者が置かれ、普段は農業を営み一朝事あると武士として西からの勢力と戦い江戸を守る。
けれど、独特の文化のようなモノは育たず、市内に史跡のようなものは少ない。
明治以降は殖産興業の波に乗り絹織物の生産地としてある時期栄えた。
また、明治初年には群馬、埼玉などの生糸が輸出品として横浜に運ばれてその中継地として絹の道なるモノがあって、我が家の近くにはその痕跡はある。

現在の八王子は絹織物の産業はほぼなくなり、街そのものに活気が無くなってしまったが、新たな政策として都心にある大学を呼び込み学園都市を目指した。
しかし、近年、学生数の減少により八王子からの撤退が起こっている。
さて、我が住む町はどのようになっていくのかビジョンのようなものが見えてこない。
けれど、私にとっては自然に恵まれ四季を感じることが出来て不便はあっても終の棲家としては良いのではないかと思っている。

ただ、雪が降ったり、大雨が降った時に、東京の負の代表のように駅前中継するのだけはやめてほしいものである。

yodaさんの投稿 - 17:05:23 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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