"好奇高齢者の生活と異見・横田空域"

03 / 03

好奇高齢者の生活と異見・横田空域

基地








毎日新聞には毎週日曜日、「今週の本棚」という特集ページがある。
識者と呼ばれる選定委員がこれぞという本を書評と共に紹介している。
ただ、その紹介される本はレベルも定価も高く滅多に買って読むようなことはない。
また、その書評と紹介文を読めば大体その本を読んだような気になる。
そこで今週の書評であるがトップに「横田空域・日米合同委員会でつくられた空の壁」(吉田敏浩著・角川書店)が紹介されていた。

横田基地と言えば八王子の隣の福生市にあり、先日我がブログにその基地の飛行機発着の騒音や航路のことについて書いた。
ところが、基地にまつわる様々な障碍の中に横田基地の周辺には見えない空の壁があって航空機は許可なしには飛行出来ない空域があるのだそうだ。
そこで、羽田空港を飛び立った飛行機は西日本に向かう場合まっすぐに西の方向に進路を取らず、千葉上空を旋回してから西方向に向かうのだそうだ。
結果その迂回によって、時間も燃料代も余計にかかることになる。
実はこの空域は1都9県(東京・神奈川・埼玉・栃木・群馬・福島・新潟・山梨・長野・静岡)にまたがっていて、民間の飛行機がここを飛行する場合米軍の航空管制を受けなければならず飛行許可を申請しなければならない。
この空域については国内の法的根拠はないのだが、日本の空がアメリカ軍に制限されていて、「日米合同委員会」なる協議機関が取り仕切っている。
そして、もう一つこの空域で米軍の軍事練習が行われ「かなりきわどい低空飛行訓練や対地攻撃訓練」を「ダム、発電所、橋、道路、工場などの標的と見立てて、住宅地の上空で実践を想定した飛行が繰り返されている」

普天間基地の問題は他所ではないのだ・・・身近に基地の問題はあり、戦後が72年も経っているのに日本はアメリカの統治下にあるようなものではないか。
北朝鮮のミサイルが日本を狙うとすればまずは横田、厚木、横須賀など日本の中枢に近いアメリカの軍事基地であるに違いない。
我が家など厚木にも横田にも近いとなればいったんことが起こればひとたまりもないであろう。
この紹介文の一節に「米軍のパイロットたちは日本の空で腕を磨き、参戦しまた次なる戦争に備える」とサラリと書かれていた。
おそらく本書の中に書いてあった一文であろうが、慄然とした。
この本は角川新書の一冊で定価は907円だそうである。

早速書店にって求めてみたい・・・折りが折りだけに一読の価値あるい冊だと思う。



yodaさんの投稿 - 17:07:04 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
コメント
コメントはありません
コメントを追加
このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。
トラックバック