"好奇高齢者の生活と異見・元号"

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好奇高齢者の生活と異見・元号

違和感







元号フィーバーもおさまってきたようだ。「令和」に概ね人々は好意的なようである。
加えて安倍政権に対してもあれだけ不祥事が続いたにも関わらず支持が多少だが増えたそうだ。
けれど私のように「令」という言葉に馴染まない人も居るようである。
昨日の毎日新聞の夕刊に東大の史料編纂所教授である本郷和人さんが「令」に対する意見を寄せていた。
彼は「令和」が発表された次の日にテレビに出て「令」の字の悪口を言ったところ、SNSで猛批判されたそうである。
その悪口なるモノは・・・まずは候補となった6案で一番ふさわしくない字は「令」というのである。
「令」を辞書で引いてみると命ずる、言いつける、みことのり、おきてなどと言う解釈が出てきて「令はいい意味」の良いは6番目に出てくる(大漢語林・大修館)という。
私の引いた辞書では4番目だったが、その文例が「巧言令色」(岩波漢和辞典)であった。
もちろん「令」には「良い」という意味がある事は分かるが、令のイメージはどうしても命令である。(私もこのことについては以前書いた)
本郷さんはさらに続けて「令旨・りょうじ」という言葉をあげている。
「令旨とは皇太子の命令を言います。学問的に見れば令という字のついた天皇なんて、皇太子殿下に失礼ではないか」また、「家令という言葉がありますが、令は律令に規程のある役人であり、使用人です。それを元号に入れるとは・・・」「元号を国書から選ぶことは構わないし、国民が選んだなら民主主義なので文句は言いません。だけど候補を公に示さずこれに決まりましたと、その中に令の字が入っている。これでは政府は国民に何かを下す存在と思われても仕方がない・・・・」
天皇や皇太子に失礼かどうかはともかくとして「令」という字が新しい元号として取り上げられたことについては私も違和感を覚えている。
ところで同日の朝刊の「毎日歌壇」に次のような歌が載っていた。

平成が令和に代わり世の中は浮き足立つが我変わりなし(蓮田市・岡野和子)
令和には平和のための戦争を命令するという可能性(尼崎市・砂田真綸香)

伊藤一彦という歌人の選であるが私も同感。

yodaさんの投稿 - 17:21:21 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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