"八ヶ岳南麓だより・建物写真"

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八ヶ岳南麓だより・建物写真

アングル







今回、我が家を訪れてきたR君の弟のE君であるが私との接点は基本的には週に一回の図工の授業の時だけであった。
けれど、R君の弟ということで、授業以外でも結構懐いてきた。
4・5・6年の3年間のふれあいであったが、強烈な印象が残っている。
確か6年生の時だと思ったが、ある日の放課後図工室にやってきてヤスリを貸してほしいというのだ。
訳を聞くと、どのような方法だったか詳しくは言わなかったけれど、体育館の入り口の鍵の蝋型を取ってそれで鍵を作ったというのだ。
細かいところをヤスリで仕上げるという・・・・
鍵を作ってどうするのか聞くと、休日や夜などに忍び込みたいというのだが・・・
普通ならトンでもないことを・・・と叱るところだが、そのいたずら心のようなものに共感して貸し与えた。

彼が卒業してからはほとんど接点はなかったけれど一度だけ私の個展に来てくれた。
そして3年ほど前にインターネットのフェイスブックをやっていることを知ってSNS上の友達となった。
彼の投稿が大変ユニークで特に建築関係の写真に目を引くものがあった。
それからあるとき彼が小金井にある江戸東京たてもの園にある前川國男邸を絶賛していることを知った・・・実は私も前川邸は大好きなのだ。
前川國男は昭和を代表する建築家でフランスの巨匠ル・コルビジェの薫陶を受けている。
その代表的な建築物は上野の東京文化会館をはじめとして数多く山梨県立美術館も彼の設計による。江戸東京たてもの園にある前川邸は戦時中の物資のない中で建てられた彼の自邸であるがシンプルであるが故の美があり、機能的に出来ていていかにも住みよさそうである。
木造建築で実は我が山荘もある意味ではこの系譜に入るのではないかと思われる。(設計士の小町先生は同時代で昭和モダンの影響を受けているかもしれない)
ともかく、E君が前川邸が好きだというそのセンスというか感覚に共感した。
そして今回の訪問となったのだが、彼は我が山荘を見るなり大興奮した。
実はログハウス風の山小屋のようなものを想像していて、泊まりも寝袋を持ってきて露営に近いようなことを思っていたそうだ。
聞けば彼は工業高校の建築科を出てその道に進むことも考えたが、諸処の事情で断念して、その代わりに趣味として建築物の写真を撮っているのだそうだ。
我が山荘の写真も何枚も撮ってFB上に載せているのだが、そのアングルが独特で建築好きでなければ見いだせない魅力を引き出している。

もしかするとE君はおお化けするかもしれないぞ・・・





yodaさんの投稿 - 17:54:25 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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