"学びの窓・山びこ"

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学びの窓・山びこ

未来






学級だよりは子どもや親に読んでもらうために発刊したのだが、読者としてはやはり親を意識した文章になっている。
したがって内容は日日の子供の様子を伝える事が主で時折、子どもの作品を載せたり親からの手紙を許諾を受けて載せたりしている。
文体は3年生の子どもにもわかるように噛み砕いた表現となっているが、その折々の自分自身の気持ちを読み取ることが出来て面白い。
40歳の自分に再会しているような気分なのだ。

ところで「だより」の一号にはまだ名前がなくて表題の所は空欄にしてある。
そして巻頭には「未来」という松永伍一の詩を載せているのだ。
                未来
きみらの未来を買おう 夕べの大地に立って 稲の束をにぎって きみらの十年後を
はるか過ぎて ぼくの望遠鏡にも映らないが 確実にあるきみらの島だ その幻を買おう
ぼくは貧しい だけど きみらの真心が信じられるから 王様よりも ずっとゆたかだ

この詩を載せたのはちょうどこの年の春休みに読んだ詩集「油屋のジョン」に感銘を受けて転載をした。
この時、「今の自分の仕事・気持ちをピッタリあらわしてくれていると思ったからです」と書いている。
そしてこの詩の後半に寄せて「子ども達のまごころを信じられる教師でありたい」と意気込んでいる。

この学級だよりの題名をつけなかったのは公募という形で募集したのだ。
結果五号辺りで名前が上がってきて、「発信したことばがこだまとなって戻ってくるように」と、保護者の一人が応募してくれたのだ。

子ども達との学級での対面の時の様子は翌日の4月7日の第2号に載せている。
私がこれからの1年間どのような事を願っているか3つの事を話している。
 1 健康であること・・・すべてのもとです。よくあそび、よく動く
 2 やさしさの分かる人に・・・他人の気持ちを考えたり、困っている人の力になってあげられる。
 3 ねばりづよく最後までやれる子に(となると、この通信もためされるわけですが・・・)
もし今も学級を受けもったら同じような事を話しているかもしれない。

懐かしい自分にあったような気がしている。



yodaさんの投稿 - 17:17:19 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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