"学びの窓・継承"

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学びの窓・継承

読み聞かせ








まずは彼の送ってくれた日誌の一部を紹介してみよう
「6月25日より1年生に置いて読み聞かせを始めた。静かに朝を迎える事が目的の一つであった効果はそれだけではないように感ずる。それぞれの絵本がもつメッセージを子ども達が受け止めていることを実感したからである。今後も継続していくことで子ども達の感性が豊かになっていくことを願っている。」
そして初日に読んだ本は・・・6月25日〜28日
「アナグマのクリーニング屋さん」
初めての試みでうまくいくか心配だったが、読み始めると想像以上に物語に集中していることがわかった。しかし、読み手のこちら側に子どもの表情を読み取る余裕はなかった。
7月1日〜5日
[100円の虹]
最初の4組で分かったことは読む分量が前回よりも多く、少し早口読まなければならなかったこと。35分のチャイムが鳴ってしまった。
狸がどうなったか、分からないところが良かったのか?子ども達はどう思っただろうか。
7月8日〜12日
「きつねのおきゃくさま」
私が一番感動した絵本。K小ではこれを劇でやった事が分かったが、内容が分かっていたにもかかわらずしっかりと聞いていた。
7月16日〜〜12日
「100万回生きたねこ」
言わずと知れたロングセラー。いろいろな飼い主のエピソードの後、野良猫になったところから子ども達の食い付が変化した。
7月22日〜25日
「ヤクーバとライオン 1勇気」
今で読んできた絵本の中で初めて人間と動物が関わりある設定だった。結末にあっけなさを感じる子どもいるようだが、自分だったらどうすべきか考えるにふさわしい作品だった。

ここまでの5週を通して感じたのは「クラスで全員が集中すると非常に良い感じの張りつめた静けさ」が生まれる事である。
逆に全く興味を示さない子、他の子とおしゃべり始めてしまっている子(ごくわずかであったが)がいるとおもわず、声に出して注意したくてしょうがない自分がいることだ。しかし、これは自分がやりたくて始めたことであり、指導すべきことではない。なによりも今学期最後の1組での読み聞かせのように、本当に聞きたかったら、子ども達は黙って、自ら集中してくるのである。
今後も続けるうえで子ども達をひきつけるテクニックが課題。

彼の実践はまだまだ続き11月29日で16冊目に達した。
まさに継続は力となる。
彼は「これまで続けて思うことはもちろん、学級全員が集中することは有難いが、目指すのはそこではない。絵本と言う題材を通して、それぞれの子どもが感じること、その時感じた感覚がその子の気持ちの中に残ることではないかとおもい始めた。」
と結んでいる。

今か50年前の一年間私も彼と同じような想いで、同じように出来るだけ沢山の絵本や本を読んであげた。
その時の記憶が彼の中に残っていて今年一年の実践につながったらしい。

想いが継承されたようだ・・・教師冥利に尽きる。

yodaさんの投稿 - 13:09:01 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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