"武相街歩き・原当麻"

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武相街歩き・原当麻

風林堂







相模線で橋本から4つ目の駅であるが一日の平均の利用者数は5000人弱である。
駅舎はモダンな建物であるが駅周辺は閑散としている。
原当麻と聞くと奈良の当麻寺を思い浮かべるが特に関係はないようだ。
けれどちゃんと調べていくとこの辺りは相模の国の国司に近いので都から派遣されてきた人たちが当麻の風景に似ていると付けたのかもしれない。
この地域には当麻山無量寺という一遍上人にゆかりの時宗の寺があるそうだからそこからこの地の名前を取ったことも考えられる。

それはさておき、私にとっての原当麻はタカコサンの母親がこの地の施設に入所していた。
タカコサンは2か月に一度ぐらい訪問していたが私は2度ほどしか行かなかった。
駅から施設まで歩いて20分程かかった。
私が行ってもすでに誰であるかは分からなくなっていた。
もしかして、タカコサンも誰であるかも分からなくなっていたかもしれない。
正直、このような訪問は気が重くどう接して良いか分からず戸惑ったものだ。
家にある絵本を何冊か持って行き読み聞かせのような事を試みたが多少、反応はあった。
やがて自分もこのようになって行くかと思うと切なくなった。
重い気持ちを引きずりながらの帰り道、相模川の支流になるのだろうか水量が少ない川が流れていて両側の洲のような所に菜の花咲き乱れていた。

タカコサンは原当麻に通う道施設の近くにお煎餅の製造元を見つけて行くたびに寄るようになった。
風林堂という店名で自分の所で煎餅を焼いて売っている。
それが実に美味しく特にザラメを絡めたものが私のお好みだ。
お母さんは5年前に亡くなって原当麻訪問は亡くなったのだが、タカコサンはここの煎餅を買うために年に2回ほど通っている。
年末にはセールがあるので親しい人への御使い物にもしている。

コロナ騒ぎでも治まったら、当麻の由来となっているのであろう無量光寺を訪ねてみようと思う。
開基が1261年で一遍によって草庵が設けられたそうだ。
時宗の遊行僧の寺としては藤沢市にある寺が有名でここも藤沢山無量光院清浄光寺を名乗っていて、こちらは時宗の総本山となっているようだ。
藤沢の寺にも是非行ってみたいもので、我が家からは日帰りで行ける距離である。

今回のカテゴリーは一日街歩紀行のようなものしようと思っている。


yodaさんの投稿 - 13:00:12 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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