"八ヶ岳南麓だより。神社図書館"

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八ヶ岳南麓だより。神社図書館

断捨離









この数年おびただしい蔵書をどうするか頭を悩ませている。
大学時代から教員になって今住む家の前の家を壊したときに持っている本の半分以上は処分した。
と言っても古本屋に売ったわけではなく寄贈である。
私の場合は子どもの本の関係の仕事をしていたので各出版社から毎月寄贈本が送られて来た。
その数は半端ではなく平均して月に50冊ほどはあった。
勿論、必要な本は購入するし読みたい本は何をおいても買った。
また、将来リタイヤしてから読むための全集なども買い込んだ。
ともかく、前の建売の家では床が抜けそうなので、書庫を作った。
そして20年ほどして家にガタが来たこともあって建て替えを決めた。
そこで持っていた蔵書の大半は故郷切石の教育委員会に寄贈した。
その折、町では給食運搬用のトラックで本を取りに来た。
子どもの本については町内の小学校の図書室に配られ、「依田文庫」の名前が付けれれたそうだ。
大人の本については当時、町に図書館がなかったのでほしい人にあげたようだ。

それから10年ほどした時に東北大震災が起こった。
そこで、また蔵書の寄贈を思い立ち大阪で運送業を営むH君に頼んで運んでもらう事にした。
行き先は岩手県遠野市の博物館だった。
この時はH君は4トントラックを転がしてきて一昼夜かけて本を運んでくれた。
そのH君も昨年の11月に遠い所に行ってしまった。
そのほかにもちょこちょこ、山荘の近隣の図書館にも寄贈していたが、この数年の間に寄贈に対する規制が厳しくなってしまった。
寄贈する場合は本のリストを作って添えるように言うのだ。
そんなことは一人でできるわけでもなく面倒なので図書館や小学校への寄贈はやめることにした。
なんだか、お役所仕事臭くなって、「貰ってあげる」姿勢になったようなのだ。

さてそこで、どうしようと思案しているときに北杜市高根の神社が地域のために神社を開放するので、社務所をミニ図書館にするというのだ。
そこで本はウエルカム・・・私のように子どもの本も大人の本も待っている者はめずらしく受け入れてもらえることになった。
一昨年あたりから持ち込みを始めたが、すでに2000冊ぐらいは行っているはずだ。
後、3年ぐらいで開館を目指しているようで、山荘にある本箱なども運び込んでいる。

神社が地域の文化の発信の地になるなんて素敵なことだと思うのだが・・・




yodaさんの投稿 - 10:15:48 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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