"好奇高齢者の生活と異見・風見鶏"

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好奇高齢者の生活と異見・風見鶏

コントレオナルド








このところ透析の4時間の無聊を慰めるためにタブレットが活躍してくれている。主にアメリカの45分にまとめられたドラマを見ているが、時々昔のお笑いの番組を見ることもある。
折も折、中曽根さんの訃報を聞き、ちょうど先日みたコントが風見鶏。
演ずるはコントレオナルドという二人組でレオナルド熊と石倉三郎である。
熊さんは天才コント師ともいわれ、なんともとぼけた味わいのある人で惜しくも59歳で没している。
相方の石倉は今も俳優として活躍していて脇役として渋い演技を見せている。

「風見鶏」とは中曽根さんの政治姿勢を風刺したものでその異名
場面の設定は首相官邸でそこに労働者風のニッカポッカをはき、タオルで鉢巻をした男が入ってきて官邸に入ろうとする。
そこで警備していた警察官に止められる。
男は俺は「中ちゃん」の友達で群馬から会いに来たと主張する。
警官はアポイント無しでは中に入れることはできないと言うが、男は中ちゃんと固い握手をして男の友情で結ばれているというのだ。
男の言うのに・・・田の草取をしているときにやって来て、俺を男にしてくれと言われ、硬い契りを交わしたというのだ。
それは、男にするためには一票を俺に入れてくれてと言ったのだ。
すると、警察官はそんなのは選挙の時にはだれでも言うことでいちいちそこで男の友情など成り立たないと言う。
男は激怒して裏切られた死んでやるという。
俺は義理あるひとを裏切って中ちゃんに入れたのに・・・その義理ある人とは「福ちゃん」だという・・・当時の群馬県では中曽根さんも福田さんも同じ選挙区で争っていたのだ。

コントはまだ続くのだがベッドの上でクスクスと笑っていた。
実に軽妙でそこには風刺がある。
権力を笑いものしてしまう当時のお笑いの反骨精神のようなものを感じた。
昨今、はお笑いブームとかで多額の賞金を懸けた大会が行われている。
ちょうど2週間ほど前にコントのグランプリ大会なるものを見たが、上滑りのお笑いばかりで白けてしまった。

やはり世の中や権力に対する批判こそが笑いの原点になってほしい。




yodaさんの投稿 - 12:06:12 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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