"好奇高齢者の生活と異見・通達"

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好奇高齢者の生活と異見・通達

合同葬







昨日は「風見鶏」を書いたが、中曽根さんは風の吹きようによって自分の立場を変える風見鶏のような政治家と言われていた。
今日はその中曽根さんの自民党と内閣による合同葬が行われた。
そこで、文部科学省より全国の国立大学に弔意を表明するよう求める通達が出されたという。
具体的には弔旗を掲揚し、黙とうを行うことだそうだ。
その通達は彼の出身の群馬県や東京の教育委員会では各市町村教育委員会も同様の内容を送ったそうである。
大学では対応はまちまちで無視するところや東京大学のようにこれまでの功績を踏まえて哀悼の意を表したいとして半旗を掲げる。

ところでその功績と言われるものであるが、三つ改革を成し遂げた。
一つは国鉄の民営化、二つ目は電電公社の民営化そして専売公社の民営化である。
今は当たり前のようにJRと言ったりNTT、JTなどと言っているが当時はだいぶ抵抗があってJRについては地方別の分割によって格差が出てきている。
特に赤字路線が次々と廃線となり地方の人々の足を奪った。
ともかく競争原理によって公的であるべきものが支配されるようになったのだ。
昭和に生きてきた私はそれが功績であると言い切るには抵抗がある。

もう一つ彼が推進したのは原子力の利用であった。
彼は正力松太郎と図り原子力利用の立法化に尽力した。
そして今ある原子力発電は彼の功績が大であった。
しかし、福島の原発事故の後に反省のようなことを言っているが現状を考えるとやはり推進が功績とはとても思えない。
彼は時代の要請により成し遂げたことは多々あるが、それが今にもつながっている。
基本的な政治姿勢は保守・タカ派・改憲論者でそれは今にもつながっている。

東京大学が文部省の通達に従う・・・隔世の感がある。
学生たちは何を考え何を思っているのだろうか・・・
我らが時代にはすぐさま反対の狼煙が上がり唯々諾々と通達を受けている大学側に抗議していたと思う。
若者たちは牙を抜かれてしまったのだろうか・・・
弔意を表すなどは個人的な営みであるはずだ。

死者を貶めるつもりはない。
少なくも前首相よりも立派な人だったようだ。

yodaさんの投稿 - 18:39:02 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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