"読書生活・B面昭和史・半藤利一著・平凡社文庫"

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読書生活・B面昭和史・半藤利一著・平凡社文庫

昭和という時代







待望の本が手に入った・・半藤一利さんの労作である。
半藤さんはいつぞやちょっとだけ我がブログに触れておいたが、長い間文芸春秋社に勤めて後に作家になった人だ。
いわゆる「文春砲」と呼ばれ週刊文春の編集長もしておられた。
編集者を辞めてからは昭和史に関係する書を何冊も上梓している。
今回は彼の惜しまれる死に際して緊急に出版された。
まずは昭和史戦前偏・戦後編そしてB面昭和史である。
加えて「半藤一利の昭和史」というムック本も出版された。

私たちは日本史を学んだ時に、幕末まではそれなりに詳しく、明治・大正となるとおざなりになり、昭和など2時間ぐらいで吹っ飛ばされた。
生きてきたのが昭和なのだから自分で学べということかもしれないが、実は昭和史こそこれからの世の中を考えるのに大切ではないかと思っている。
教師をしているときもまさに同じで縄文、弥生などの原始の時代には実証的なことをいくつも試みた。
火起こし、土器づくりなどなど・・・奈良時代を教えるのに大仏の顔を新聞紙で張り合わせたりした。
歴史に興味を持たせるにはそれなりに効果はあったと思うが・・・大切なことを落としてしまった気がする。
昭和である・・・昭和を教える時にはすでに6年生の3学期で卒業間近で歴史の勉強どころではなかった。
昭和こそ今につながる大事な時期で特に、戦争がなぜ起こり、そして敗戦に至ったかを教えるべきであった。

今回の緊急出版は私にもう一度勉強せよとの啓示かもしれない。
半藤さんの文章は平明で読みやすく面白い。
まだとば口ではあるが、B面昭和史は庶民がどのように生き、戦争に加担していったかを解いている。
「昭和元年」は大正天皇の崩御が大正15年12月25日だったので一週間しかなかった。
そして昭和という年号は実は「光文」となるはずだった。
そこには新聞社のスクープ合戦があったというのだ。

初めからしてともかく面白い。今年はじっくりと昭和という時代を紐解いてみようと思う。
yodaさんの投稿 - 17:59:56 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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