"かたくら通信・取材旅行"

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かたくら通信・取材旅行

無花果・銀杏






収蔵品の写真を撮ってくれたHさんのことについては何度か書いたが、今回は写真を撮り終えたあと農産物の収穫の写真を撮りに行くとの事だった。
第一候補は静岡県の富士市に無花果を取りに行く。
今が最盛期で出荷されているのだそうだ・・・その外にも産地はあるが(愛知・福岡など)八王子から一番近いのは富士ということだ。
私たちと食事をすませてから出発するとの事で現地まで3時間半ほどかかる。
高速道路など使うと通行料金だけでかなりの金額かかるので一般道を走るそうで、おそらく明るいうちに現地に着くのでまずは農家から撮影許可をもらって、撮影ポイントの下見をするのだそうだ。
撮影は朝早く起きて採果から出荷までの流れを撮る。今夜は下見をした後は車中泊となる。

彼の車(ワゴン車)はベッドのようなしつらえがしてあって、取材の時は殆どそこで寝ている。
彼は現在は木・金と学校に時間講師として勤めそこで得た収入のほとんどを取材旅行に費やしているのだそうである。
この頃は本州を中心に回っているが、先週は静岡市の清水に銀杏の収穫撮りに行ってきたとの事だった。
コロナ禍以前は九州、四国、北海道など主なる農産物の産地を網羅している。
また、海沿いでは漁港巡りをして船にのせてもらい魚の水揚げの様子を撮っている。
来週は東京湾のアナゴ漁を撮りに行くのだそうだ。
彼の場合は単に写真を撮るだけでなく、仕事現場で聞き書きもしている。
その話がすこぶるつきで面白く、仕事そのものよりも取材した人たちの人生を語ってもらっているようだ。

ところでその取材をした写真や聞き書きをどのようにまとめるかが気になる所で、出来れば出版が良いのだが時代はその手の本は売れないそうで、社会科の資料集などの出版は半減しているようである。
もう10年早ければ私にもそれなりの人脈があったのだが80歳ジジイの周りではほとんどの人が引退してしまっている。
彼としてはネット配信のようなことを考えているようだ。残された時間は余りないとせかしているのだが・・・

実はまとめる事よりも日本全国取材をして歩くことの楽しさがあるようで、人と触れ合えば触れあうほど区切りが無くなっていくようだ。


yodaさんの投稿 - 09:37:01 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
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