"『スミレさんの白い馬』の出版まで"

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『スミレさんの白い馬』の出版まで

この作品を書き上げるまで。3月10日に間に合わせたかったこと。
突然のテレビ出演依頼の顛末

スミレさんの白い馬



東京大空襲下で立ったまま死んでいた馬の話を書こうと思ったのは25年ぐらいまえのことです。

当時勤めていた学校で『私たちの戦争体験』という冊子を組合を中心にして作りました。書き手は管理職を除いてほとんどの教員でした。直接体験のない戦後生まれの人たちは父や母に聞いた事として手記をしたためました。そんな中の一編に『馬の話』があったのです。S先生という戦争中から先生をなさっていた方です。この話を読ませていただいて、いつか自分の作品にしてみたいと思いました。
そして、アメリカがイラクと戦争を始め、空爆の様子が映像として映し出されたり、活字によって伝えられたりしたとき、どうしても作品化したいとつよい思いにかられました。S先生からはお話を使わせていただくことは前からお許しをいただいておりました。

さて、そこで現在と過去とをどのように結びつけるかが思案のしどころでした。幸い二人の兄弟の物語をシリーズとして書いていましたのでシリーズの3作目として兄弟を登場させながら書いていくことにしました。

ひくまの出版とのやり取りは都合4回。その間に全面書き直しが2度ありました。そのうちの一度は決裂状態になり声を荒げて白紙となりそうでした。

ようやっと作品の出版のめどがついたところで、東京大空襲の60年目にあたる3月10日に間に合わせようとスケジュールを組んでもらいました。そして、折も折『ひくまの出版』の社長夫妻をドキュメントしたテレビ番組がNHK静岡で進行中で、『スミレさんの白い馬』の最終校正と本が出来上るあたりが番組の終盤となるので出てもらえないかと頼まれました。子どもたちに読み聞かせすることは番組の話がある以前から約束していたことなので,それも撮りたいといわれて、お手伝いとして入っている教室の担任にお願いして子どもたちとともにテレビ出演と相成りました。


yodaさんの投稿 - 17:32:45 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
コメント

河崎 覚さんの投稿:

先生、テレビも本も読ませていただきました。

今度小学四年になる長男も、この度の「おたふく風邪」を良い機会に読んでいました。

先月、やっと二歳になった長女は、テレビを見ながら「このしとちってるぅ〜ちってるぅ〜」と先生の背中を指さし「くまみたい!」と言っていました。

ホームページも楽しみにいたしておりますので、ゆっくりと長くがんばって下さい!
2005-03-26 19:38:39

青熊こと那須田淳さんの投稿:

依田先生、お疲れ様でした。まだテレビのほうは見ておりませんが(ビデオ依頼中)、とっても楽しみです。それからこのブログも! 依田先生のことだから、本の話だけでなく、旬の食べ物もたくさん登場するでしょうね。どっちの料理ショーならぬ依田先生の料理教室も、期待してます!! はるかベルリンから愛を込めて
 
ベルリン青熊一家
2005-03-27 10:22:49
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