"季節だより風だより・水彩画展"

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季節だより風だより・水彩画展

無言館







昨日、横浜線相模原駅付設ビルの4階の市民ギャラリーに行ってきた。
水彩スケッチ『水陽・輝水会』と言うグループの作品展だった。
60人の会員の作品が一人3点ずつ総計180点余。
水彩画であるので、彩色などはほぼ同じ、指導者も同じでさらに、スケッチの場所なども同じなので同傾向の作品が多かったがこれだけ並ぶと圧巻だった。
そんな中でも、それぞれの人たちの個性のようなものも垣間見える。
やはり、描き手の性格のようなものは出ている。
水彩画の場合は構図とデッサン力にかかっていることが良く分かる。
同人の人たちはほぼ私と同年ぐらいので、リタイヤして趣味で始めたのだろう。
会場に居る会員の皆さんや、参観者もほとんどが同じくらいの歳に見えた。
力量的にはそんなに差はないように見えるが、いいなぁと思う絵はある。
それは、描いている人の姿や思いが想像できる絵だ。
風景の中に居たり、観るものと同じ側に居たりする。
巧拙よりも、息遣いや呟きまでも聞こえてきそうな絵である。

今回のグループ展の案内はご近所のKさんからいただいた。
Kさんは水彩を始めて3年目だそうだ。
奥様のHさんの導きのようだ。
Hさんはタカコサンのお友達で、私も大変お世話になった。
しかし、3年前に旅立たれてしまった。
KさんはHさんが所属していたグループに後を受けるように入会した・・・
Hさんはパステルの絵を良くして、展覧会にも出品していた。
今回のKさん絵3点は世田谷の九品仏の秋、腰越漁港の暮春そして長野県上田の塩田平にある『無言館』の夏・・・蝉しぐれと題していた。
3点の中ではやはり、『無言館』に心惹かれた。
拙著『春さんのスケッチブック』の舞台であるが、夏木立の中にひっそりと佇んでいる風景が懐かしく思い出された。
Kさんには会場でお会いして、案内をしてもらった。
無言館の館内で秋にはヴァイオリンのコンサートが開かれそれに参加した思いでも話してくださった。
かの世界的な名器ストラディヴァリウスだけによる演奏だったそうだ。
絵の向こうからヴァイオリンのすすり泣きが聞こえてきそうな作品に仕上がっていた。
「腕を上げましたね」
と失礼な事を言ってしまったが、心に残る絵だった。
Kさんは良い趣味とお仲間に恵まれているようだった。

yodaさんの投稿 - 20:03:38 - カテゴリー: 依田先生の徒然日記
コメント

www.kisas.co.jpさんの投稿:

依田先生、と呼んでしまいそうな感想を頂き感謝の言葉もありません。閲覧、有難うございました、先生が轆轤を引いている姿を思い浮かべ、私も頑張っています。中々思うようには描けませんが、何事も思うようにいかないことは先刻ご承知の通りです。これを趣味にして私は残す余命を楽しみたいと思っています。最大の遺産です。今後も厳しいご批判をお願いします。
2012-04-27 22:36:36
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